改訂版では平成29年3月改正の「貨物自動車運送事業者が運転者に対して行う指導及び監督の指針」に対応し、新たに「運転支援装置の役割を正しく知る」を加えましたので、指導及び監督の指針の教育資料(危険物を運搬する場合に留意すべき事項を除く)としてもご活用いただけます。
トラック運送事業に課せられた最大の使命は、荷物の安全・確実な運送であることはいうまでもありません。そのためには、事業所での運行管理業務を確実に行うとともに、ドライバーへの安全運転指導を充実させる必要があります。
本ハンドブックは、物流技術研究会で培ってきたノウハウや、トラックドライバーとして必要な安全運転の知識などを、「指導・監督の指針」の内容に基づいて、イラストや図解などを多用してわかりやすくまとめたものです。
事業所におけるドライバー教育に積極的に活用いただき、プロドライバー育成の一助になれば幸いです。
平成25年2月
物流技術研究会会長 丸山利明
(本文より一部抜粋)
本ハンドブックは国土交通省告示の「指導・監督の指針」に基づいており(危険物の運搬・安全性向上装置は除く)、ドライバーを指導する際に役立つ基本の知識や、安全運転のためのノウハウをイラストや図解を中心にまとめています。
各項目の左頁は、基本の知識を解説しており、右頁は「プロとして知っておきたい知識」として、プロドライバーや管理者の経験にもとづいたノウハウや事故事例などを紹介しています。
目次を参照し、必要な項目から読んでいただくこともできますし、各項目の「プロとして知っておきたい知識」を読んでいただくだけでも、実践的な知識を身につけることができます。
右頁には「プロとして知っておきたい知識」として、プロドライバーや管理者が実際の経験から得た、安全運転のための具体的なノウハウや危機管理の考え方、トラブル事例、事故事例、裁判例などを紹介しています。
「プロとして知っておきたい知識」の一例
・ユニフォームは黄金の服
・リフトマンの言葉を鵜呑みにして配送し、
「損傷隠し」を疑われる!
・納期時間に遅れた際にドライバーが嘘をつき
大問題に!
・進路変更後に追突され、「もらい事故」だと
思っていたら8割の過失責任を負う
・運行後にタイヤに水をかけて異常を発見する
・ウイング車の安全装置を過信しない
・半分の飲酒量で満足する方法
・低血糖状態を無視して運転を継続し、暴走事故
・積載可能重量と最大積載量の違いを知ろう
・前車の発進時トラブルに巻き込まれるのを防ぐために、車間距離を
あけて停止する
ほか、82の事例を掲載
目次
・第1章 プロドライバーとしての誇りを持つ
・第2章 日常点検の方法と基本構造
・第3章 正しい積載方法と安全運転
・第4章 トラックの構造からくる運転特性
・第5章 交通事故に結びつきやすい運転者の心理・生理的要因
・第6章 安全運転の方法
・第7章 危険予測運転の基本
・第8章 健康管理の重要性
・付録…法令違反に基づく点数制度/特殊車両の通行許可制度
重大事故報告制度
※監修 物流技術研究会
※表紙イラスト 奈路道程
◆コード | 1018 |
◆仕 様 | A5判/208ページ/本文2色・表紙カラー |
◆価 格 |
1,980円(税込・送料実費) |
◆価格説明 |
・団体様のお申込みなど、多部数のご購入の際には別途お見積りいたします。 ・50部以上のお申し込みで、送料を弊社が負担いたします(1箇所、一括に限る) ※本単行本には名称刷込みができません。 |
◆発 刊 | 2013年3月(2017年11月改訂) |