監修:杉原厚吉 計算錯覚学の構築チームリーダー(明治大学研究・知財戦略機構特任教授)
安全運転のためには、正確な認知・判断・操作が求められます。しかし、人間は道路形状や交通状況によっては錯視・錯覚を起こし、正確な認知ができないために、的確な判断ができず、事故につながることがあります。
本書は、下り坂が上り坂に見える例などを示しながら、具体的にどのような運転場面で錯視・錯覚が起こるのかを紹介しています。
したがって、実際の運転において同じような運転場面に遭遇した際に、「ひょっとして自分は錯視・錯覚を起こしているのではないか?」と自覚することができますので、事故防止に役立ちます。
巻頭には写真による5つの問題を設けています。こちらの問題に回答を記入してから、該当ページをご覧いただくと、「錯視・錯覚」について簡単に理解することができます。
また、交通安全講習会の教材としても使いやすく、受講者とディスカッションしながら「錯視・錯覚」の危険を共有することができます。
また巻末には、普段の運転を振り返り、どの程度「錯視・錯覚」を意識して運転しているかをチェックしていただけるチェックリストを設けています。
「ハイ・イイエ」で回答することで、「道路形状での錯覚」、「交差点での錯覚」、「見え方・感じ方の錯覚」について、どの程度意識しているかを理解することができます。
また、チェックリストにはアドバイスがついていますので、今後の安全運転に役立てていただくことができます。
・写真を見てどのように見えますか?(問題)
・下り坂を上り坂と見誤る錯覚
・上り坂の向うがカーブになっている車線の錯覚
・車体の大きさによる距離感の錯覚
・夜間ライトの高い車は遠くに見える錯覚
・カーブミラーに移る車の方向の錯覚
・あなたは錯視・錯覚をどれだけ意識して運転していますか?(チェックリスト)
巻末の「私の運転目標記入欄」は記名式ですので、運転者各自に提出していただき保存すれば「運転者に対する指導及び監督の記録」として利用することができます。
◆コード | 1040 |
◆仕 様 | B5判/16ページ/カラー刷 |
◆価 格 | 825円(1セット<5冊>・税込別・送料実費) |
◆価格説明 |
※お申し込みは5冊単位となっております。 ・団体様のお申込みなど、多部数のご購入の際には別途お見積りいたします。
・100部以上のお申込みで、講習用パワーポイントファイルをサービス(ダウンロード形式)いたします。 |
◆発 刊 | 2016年5月 |