薄暮時になると、コントラストがなくなって景色全体が薄暗くなり、昼間はハッキリと見えていたものが、見にくくなります。
とくに、グレー系統の色は、路面の色に溶け込んで非常に見にくくなります。これは、運転者の視力が低下しているからです。
昼間の視力が1.5ある人でも、薄暮時になるとヘッドライトなしでは0.6まで低下し、そこでヘッドライトを点灯すると0.9まで回復したという実験があります。
このことから、視力が低下し、ものが見えにくくなる薄暮時の対策としては、早めにヘッドライトを点灯することです。
薄暮時は、スモールランプやフォグランプだけで走行する人がいますが、これではあまり効果がありませんので、ヘッドライトを点灯して、対向車がいないときは上向きを利用することです。
(シンク出版株式会社 2010.10.22更新)
交通事故死者の3割以上は歩行中に事故に遭っています。
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