皆さんのなかには、「違反はしたことはあるが事故はしたことがない」という人は、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
そういう人は、運転に対するプライドが高く、絶対に事故だけは起こさないと思っておられると思います。
しかし、「違反をする人はやがて事故を起こす可能性が高い」と昔からよく言われることですが、それを裏付けるデータがありますので、今日はそれを紹介したいと思います。
下の表は、交通事故総合分析センターが2001年から3年間に犯した違反の回数別に、その後3年間にどれくらい事故を起こしているかを調べたものです。
それによりますと、3年間に違反を1回も犯していない運転者は、その後3年間に事故を起こした割合はわずか2.1%ですが、違反を5回以上繰り返している運転者は、その後3年間に7.9%も事故を起こしており、約4倍も高くなっています。
つまり、過去に違反を繰り返して犯している運転者ほど、その後事故を起こす確率が高くなっています。
違反をする人は、それだけ順法精神が低いということでから、それを繰り返す人は、ルール無視の行動を取りやすく、それが事故にも結びついていくのだと思います。
(2011.11.15更新)
「違反だから…」と甘く見ていると、いずれは事故につながります。
「交通違反のリスク診断」は、56の質問に「ハイ」、「イイエ」で答えて、「スピード違反」や「通行区分違反」など、どのような違反を犯しやすい危険性があるかを知ることができる交通違反防止のための教育教材です。