皆さんご存じのとおりですが、安全な運転を行うためには、周りの状況をよく見る意識を持つことが大切です。逆に言えば、自車を「他車に見せる意識」も重要だということですが、こちらは見ることに比べて、あまり意識して運転している人は少ないように思います。
たとえば、雨が降っていて回りがうす暗くなっているのに、ヘッドライトを点灯しない車が結構います。日が暮れて周りが暗くなっている薄暮時やトンネル内を走行するときなどでも、同じことが言えます。ライトをつけていない車は、他車から見えにくいため、それだけ事故になる可能性が高くなります。
また、見通しの悪い交差点などでも、一旦停止して少し頭を出して交差道路からくる車に見せる意識を持つことで、出合頭事故を防ぐことができます。上記の交通場面以外にも、自分を他車に見せる意識を持つ必要がある場面はいくらでもあります。
要は少しでも、自分を他車にみせるという意識を持って運転することが大事だということです。そうすれば、乗用車に乗っているときに大型車の死角に入らないような位置を走行する、というような安全運転につながり、事故にあう確率も低くなります。
(2013.11.7更新 シンク出版株式会社)
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