平成25年中の交通事故発生状況──全国 (警察庁交通局調べ 2/6公表値)
項 目 | 人数・件数 | 対前年比 |
死者数 | 4,373人 | -38人(-0.9%) |
発生件数 |
629,021件 |
-36,117件(-5.4%) |
負傷者数 | 781,494人 | -43,902人(-5.3%) |
高齢者死者数 | 2,303人 |
+39人(+1.7%) |
※発生件数・負傷者数は、速報概数値とは異なっています。 |
平成25年中の交通事故死者数は4,343人で、前年より38人(0.9%)減少し13年連続で減少しましたが、減少率は前年の-5.4%より低下しています。
発生件数・負傷者数ともに9年連続して減少しました。
全体的に減少傾向であるにも関わらず増加が目立ったのは、高齢者の死者数です。前年より39人も増加し、全体に占める構成率は52.7%に達しています(前年より1.4ポイント増)。
年齢層別・状態別の死者数をみると、「自動二輪車乗車中」以外のすべての状態別で高齢者が最も多くを占めています。
○ 自動車乗車中 613人─ 構成率 43.3%
○ 原付乗車中 138人─ 同 46.8%
○ 自転車乗用中 378人─ 同 63.0%
○ 歩行中 1,117人─ 同 70.5%
運転者の年齢層別死亡事故発生状況をみても、高齢ドライバーの事故が25.4%で4件に1件ともっとも多発しています。
24歳以下の若年ドライバーの事故は、10年前(平成15年)と比べて指数で36とほぼ3分の1近くに減少していますが、一方高齢ドライバーは指数95とほとんど減少していませんので、構成率が逆転しています。
平成25年中の高速道路(高速自動車国道+指定自動車専用道路)における死亡事故は、前年と比較すると件数(前年比+12件、+6.2%)、死者数(同+2人、+0.9%) のいずれも4年連続の増加となっています。
高速道路の法令違反別死亡事故件数は、前方不注視が100件(構成率48.1%)と最も多く、次いでハンドル操作不適39件(同 18.8%)、最高速度違反23件(同11.1%)の順となっています。
前年と比較すると、ハンドル操作不適、前方不注視、最高速度違反で増加していて、中でもハンドル操作不適(前年比+13件、+50.0%)の増加幅が最も大きく目立っています。
[警察庁交通局:平成25年中の交通死亡事故の特徴及び道路交通法違反取り締まり状況について]より
■平成25年中の都道府県別・交通事故死者数(ITARDA発表分)
都道府県別の交通事故発生件数・負傷者数等の発生状況は、下のエクセルファイルをダウンロードして参照して下さい。
※ 詳しくは、警察庁(政府統計)のWEBサイトを参照してください。