共著:川島幸夫 医療法人博温会川島眼科院長
:金光義弘 川崎医療福祉大学名誉教授(NPO法人 安全と安心 心のまなびば理事長)
本冊子は運転において重要な「視野(視認可能な範囲)」にスポットをあてた教育教材です。
目のよし悪しは「視力(認知する力を数値化したもの)」で判断されがちですが、実は視野の障害による視野欠損や視野狭窄による事故が多数発生しています。
近年、国土交通省もこの「視野障害」による事故に関心を持ち、「自動車運送事業者における視野障害対策マニュアル」を作成するなど、社会的な関心も高まりつつあります。
本冊子は、以前から視野問題の軽視に警鐘を鳴らしていた金光義弘氏(川崎医療福祉大学名誉教授)が、眼科医である川島幸夫氏(医療法人博温会川島眼科院長)と共同執筆した「運転における視野の重要性」をビジュアルに解説した決定版となっています。
運転免許を更新する際には視力検査は行われますが、視野検査は実施されていません(高齢者講習を除く)。
なぜなら、視野検査を正確に行うには時間が掛かってしまうので、多くの免許更新者に対応できないのも一因とされています。
しかしながら、目の障害(網膜色素変性症や白内障、緑内障など)を自覚しながら運転して事故を起こすと、重い罪に問われます。
本冊子では、運転に影響を及ぼすドライビングアイフレイル(運転における目の衰え)や緑内障を中心とした数多くの目の障害を、イラストを中心にわかりやすく解説しています。
実際には目に障害があるにも関わらず、目の障害に気づかずに運転している人も少なくありません。
視野障害による交通事故を防ぐためには、まず自身の視野障害に気づくことが重要です。
本書では、「運転での経験」や「日常生活での兆候」などのチェックリストを設けているほか、視野障害の可能性が簡単にわかる「クロックチャート」も掲載しておりますので、自身に視野障害があるか否かを簡単に診断することができます。
また、運転に必要な目の機能改善とともに、脳機能の維持に役立つ「ビジョントレーニング」の方法もイラスト入りで詳しく解説しておりますので、お役立てください。
また、紙面のQRコードを読み取っていただければ、WEB上の動画版「ビジョントレーニング」を視聴することもできます。
1・視野障害がある運転者の責任
・見え方の異常を自覚して事故を起こせば責任が問われる
・裁判例からみる視野障害で事故を起こした運転者の責任
2・アイフレイルに注意しよう
・ドライビングアイフレイルとは?
・ドライビングアイフレイルに陥ってないかをチェック
3・視野について理解を深めよう
・有効視野はわずかしかありません
・視力が基準(0.7)以上でも見えていないことがあります
4・気づきにくい視野の障害
・最近、運転中にものが見にくいと感じていませんか?
・視野障害の種類と見え方は?
・視野障害の原因となる疾患は?
・「緑内障」以外の原因疾患は?
5・安全運転を続けるために
・最近、運転中にこのような兆候がありませんか?
・不安があれば簡易チェックを実施してみよう
6・ビジョントレーニングの方法
・遠くと近くを交代でみる訓練
・視線を内側に寄せたり戻したりする訓練
・ゆっくり、滑らかな眼球運動訓練
・早い、急速な眼球運動訓練
・視野拡大トレーニング
・指差しトレーニング
・渦巻きトレーニング
・眼精疲労の癒し方
◆コード | 1105 |
◆仕 様 | A4判/16ページ/カラー刷 |
◆価 格 | 1,100円(1セット<5冊>・税込・送料実費) |
◆価格説明 |
※お申し込みは5冊単位となっております。
・団体様のお申込みなど、多部数のご購入の際には別途お見積りいたします。 |
◆発 刊 | 2024年5月 |