国土交通省はこのたび、平成21年に発生したバスやトレーラーなど事業用自動車が関係した交通事故の傾向分析を行うとともに、実際の事故事例16件について、事故の背景を分析し再発防止策を提言した報告書を公表しました。
乗合バスの運転者が低血糖により運転中に意識混濁となった事故では、事業者の健康診断における血糖検査等の未実施や健康管理の不徹底を指摘し、新たに運転者の健康状態を維持するため「事業用自動車の運転者の健康管理に係るマニュアル」を策定しています。(続きを読む
→ 健康管理マニュアルを活用しよう)。
また、昨年相次いだトレーラの横転やコンテナ落下事故では、コンテナのロック実施の徹底などを指摘しています。昨年5月、名古屋市港区で母娘3人が死傷 した横転事故では、コンテナの前側2か所のツイストロックピンをしていないため、強風と路面の傾斜、急ハンドルなどが影響した様子を推定した詳しい事故分 析などを紹介しています(続きを読む
→ 特集 トレーラのコンテナロックの重要性)。
詳しくは国土交通省のホームページ掲載の「自動車運送事業に係る交通事故要因分析報告書」も参照してください。
(2010年7月20日更新)