JAF(日本自動車連盟)は、6月以降のロードサービス救援出動について、トラブルの原因を調査したところ、大雨や集中豪雨による「冠水・水没による救援」が急増していると発表しました。
救援は、九州地方と関東地方に集中しており、6月3日~7月7日までに、127件の救援要請がありました。
まもなく、梅雨が明けようとしていますが、近年はゲリラ豪雨と呼ばれるように、一度に降る雨量が増加傾向にありますので、梅雨が明けても、集中豪雨に対 する警戒を怠らないようにしましょう。事業所の管理者は次のような対策、また、ドライバーへの指示を行ってください。
・天気予報をチェックし、大雨が予想される地域への運行を控える。
・運転中、大雨に見舞われた場合には無理をせず、安全な場所で天候の回復を待つ。
・アンダーパス(高架下など、周囲より低くなっている道路)には侵入せず、迂回する。そのために、運行ルートにあるアンダーパスの場所をチェックし、該当するドライバーにはアンダーパスの位置と迂回路を把握させておく。
・冠水した道路を走ると、エンジンストップや電気系のトラブルに見舞われるおそれがあるので、走行を控える。
JAFのWEBサイトでは、「水没時、窓やドアは開くか?」として、実際に車両を水没させた実験を動画で公開していますので参考にしてください。
→JAFユーザーテスト
(2010年7月14日更新)