みなさん方のなかには絶対いないと思いますが、飲酒運転で事故を起こし、飲酒運転がばれるのが怖くてその場から逃げ、体内からアルコールが抜けてから警察に出頭する人がいます。
本人としては、事故時のアルコール濃度が測定できないので、飲酒運転の罪に問われることはないと考えているのでしょうが、過去のアルコール濃度を推計できる「ウィドマーク法」と呼ばれる計算方法で飲酒運転を立証することができることをご存じでしょうか。
7月25日、大阪市内の居酒屋でビールを飲んでミニバイクを運転中に、歩行者に接触してけがをさせて逃げた男性に対して、大阪府警は居酒屋の伝票や友人の証言などから具体的な飲酒量や飲酒時間を割り出し、飲酒から事件までの経過時間、運転者の体重などから、事故当時酒気帯び運転の基準値を大幅に上回るアルコール濃度だったことを割り出し、大阪地検が危険運転致傷罪などで起訴しました。
まさに「逃げ得」は許されないということですね。
(2010.7.30更新)
飲酒運転を根絶するためには、ドライバー自身が自分の飲酒習慣の問題点に気づくことが大切です。
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