──上半期の高速道路死亡事故
警察庁がこのほど発表した、2010年上半期の「高速道路での交通死亡事故発生状況」によると、死亡事故件数は68件、死者数は76人となり、過去10年で件数・死者ともに最少を記録しています。
昨年同期に比べ件数は5件(6.8%)減、死者数は3人(3.8%)減です。
ただし、シートベルト着用有無別死者数をみると、着用者が28人、非着用者が25人で、前年と比較すると、着用者(前年比-7人、-20.0%)が減少し、非着用者(+9人、+56.3%)が増加しています。
法令違反別に死亡事故件数をみると前方不注視が28件(+1件)と最も多く、次いで最高速度違反13件(+6件)、ハンドル操作不適13件(-8件)の順でした。
事故類型別では車両単独事故が31件(構成率45.6%)で最も多く、次いで追突事故20件(29.4%)、衝突・接触7件(10.3%)などとなっています。
なお、高速道路における道路交通法違反の取締り状況では、最高速度違反/40キロ未満が18万8,523件でトップを占めましたが、対前年比は6,994件(3.6%)減でした。
次いでシートベルト装着義務違反の10万5,982件で前年比2万1,451件(25.4%)増、通行帯違反が4万4,486件で前年比566(1.3%)減、携帯電話使用等が3万8,695件で126件(0.3%)増などとなっています。
(2010年8月5日更新)