2010年に入ってから、パワーウインドウに子どもが挟まれ、重傷を負うケースが増えています。約10年前にパワーウインドウの挟み込み事故が多発し、現在ではほとんどの車に挟み込み防止装置が備えられています。
しかし、挟み込み防止装置が備えられているのは運転席だけという車も多く、国民生活センターの調査によりますと、国産車のうち196車種中、全席に備えられていたのは、わずか65車種しかありませんでした。
また、ウインドウが完全に閉まりきる直前には、挟み込み防止機能が働かないこともあります。
夏休みに子ども連れで、ドライブに出かける機会が多いと思いますので、
・パワーウインドウを操作するときは必ず安全確認をする
・子どもがいるときはパワーウインドウのロックスイッチを活用する
ことを徹底し、
・パワーウインドウのスイッチを引き続けるとウインドウが反転しない
など挟み込み防止機能が働かない場合もあるので、取扱説明書で操作をよく理解しておいてください。
(2010年8月9日更新)