今年は7月中旬以降の気温上昇に伴い、職場における熱中症による死亡災害も全国的に多発しています。
平成22年7月26日までに、全国の職場における熱中症による死亡者数は13名に達し、すでに昨年1年間の全国の職場における熱中症死者数8名を大幅に上回っていることがわかりました(平成22年7月26日時点での速報値/厚生労働省)。
7月下旬に8名死亡と、梅雨明け後の気温上昇とともに急増しています。
業種別内訳では建設業5名、製造業2名、警備業2名、農業2名、その他事業2名と、今のところドライバーや物流関係での死亡災害はありませんが、倉庫内や荷卸作業などでは十分な注意が必要です。
熱中症の予防には気温だけでなく、湿度を勘案しWBGT値(暑さ指数)のチェックが重要です。
詳しくは、厚生労働省のパンフレット「職場における熱中症の予防について」を参照してください。
8月も中旬を迎え、暑さにも慣れてきたころかもしれませんが、油断は禁物です。水分や塩分をこまめに補給し、日々の体調管理にも十分注意を払うようにしてください。
(2010年8月12日更新)