このほど採用が決まった「新ISO方式のホイールの取扱い」について、UDトラックス㈱の石川純氏が説明を行った。
使用者から質問の多かった次の3つの事項について紹介する。
Q1──
「すでにISO方式のホイールを採用している欧州車に、今回採用した国産車のホイールが使用できるか」
A──
「国産メーカー間では使用を統一しているので互換性があるが、欧州車と国産車の間には、エアバルブの位置や形などに違いがあるので一概には言えない。基本的には各社の純正製品を使ってほしい」
Q2──
「今後、従来のJIS方式と新ISO方式のホイールが混在する期間が長くなるが、どういった注意が必要か」
A──
「新ISO方式のホイールには、青色のラベルが貼ってあるので、それで識別してほしい。また、新ISO方式の19・5インチのホイールには、PCD(ボルトの穴の中心を結んでできた円の直径)275の数字が刻印されているので確認してほしい。それから、5センチ×7センチくらいのラベルがドアの内側かサンバイザーに貼ってあるのでそれも確認してほしい」
Q3──
「JIS方式の部品供給はいつまで続くのか」
A──
「いつまでとは申しあげにくいが、市場からJIS方式の車が相当数なくなるまでは、メーカーとして確保していくつもりでいるので、安心してほしい」