高速道路にある吹き流しは、風の強さを知るものですが、吹き流しがどのくらいの角度になれば、走行に影響するのか知っていますか。
吹き流しの角度が真横になっているときは、風速10m以上の風が吹いており、走行にかなりの影響が出ます。とくに、側面面積の広いワゴン車は、強く影響を受けます。
JAFの実施したユーザーテストによると、風速12mの横風のなかを、ワゴン車が時速100キロで走行した場合には、30m走行する間に約1mも流されるという結果がでました。
横風の影響は、スピードを出せば出すほど受けやすいので、吹き流しが真横になっているようなところでは、車が流されないようにハンドルをしっかり握ってスピードを落とすことです。
また、車が風で流されても、あわててハンドルを大きく切ったりせず、落ち着いて徐々にハンドルを修正することが大切です。
横風による事故は、風で流されて事故になるというよりも、それに驚いて急ハンドルを切って事故になるケースが多いからです。
(2010.8.20更新)