70歳以上の高齢運転者は、自動車の前後に高齢運転者マーク「もみじマーク」をつける努力義務がありますが、警察庁はこの「もみじマーク」を四つ葉のクローバーをモチーフとしたマークに変更することを決めました。
これは、現行のもみじマークに「枯れ葉のよう」といった批判があったため、新しいデザインを公募し、アンケート調査などを行って決定したものです。
近く道路交通法施行規則を改正し、年内の導入を目指すとしています。また、当面は現行マークの使用も認める方針です。
警察庁は昨年11月にデザインを公募し、有識者でつくる検討会が、集まった約1万5千点から、4点を代替案に選定し、検討を進めていました。
代替案の4点に現行マークを加え、アンケートを行った結果、四つ葉マークが一般意見で27%、高齢ドライバーの38%の指示を集めトップとなりました。
一方、現行のもみじマークは、日本グラフィックデザイナー協会の会員らへのアンケートでは「シンプルで視認性がよい」ともっとも支持を集め、一般意見、高齢ドライバーの意見でも共に2番目の支持を集めました。
(2010年8月20日更新)