運転姿勢が悪いと、運転にいろいろと支障がでますが、とくにブレーキをきっちりと踏めなくなってしまう問題があります。
たとえば、運転席の背もたれを倒して運転していると、通常のブレーキはかけることはできても、歩行者が飛び出してきたりして、急ブレーキが必要な場合に、ブレーキが踏み込めず十分な制動力を発揮できません。
急ブレーキを踏むには、腰を背もたれで支えにして、そこを支点に力を入れる必要があります。背もたれを倒していると、腰が背もたれから離れてしまっているので、力をブレーキに伝えることができないのです。
ですから、背もたれと腰の隙間がないように深く座り、運転前にブレーキを一番奥までしっかりと踏み込めるかを試してから、運転を始めるようにしてください。
(2010.8.24更新)
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