◆故障時は退避を迅速に!
最近、高速道路を中心とした追突事故が多発していますが、なかでも8月23日と24日には、大阪で路側帯などに駐停車した乗用車に大型トラックが追突する死亡事故が相次いで発生し、警察では、高速道路における路肩駐停車の危険を呼びかけています。
●タンクローリが停車中の乗用車に衝突・炎上
8月23日午後11時半ごろ、大阪府堺市中区東八田の阪和自動車道下り線において、故障で停車中の乗用車にタンクローリーが追突、乗用車が炎上して助手席に乗っていた25歳の女性が死亡しました(運転者は車外に出ていて無事)。
停車車両の一部は非常駐車帯に入りきらず駐車帯の外に出ていたとみられます。また、タンクローリーの運転者が「前方をよく見ていなかった」と供述しています。
●トラック追突で乗用車の女性が死亡
8月24日午前0時50分ごろ、大阪府吹田市江坂町の名神高速道路下り線で、故障のため路側帯に停車していた乗用車にトラックが追突し、乗用車から降りて車外に出て知人に電話していた30代の女性が事故に巻き込まれて全身を強く打ち、死亡しました。このトラック運転者も「前をよく見ていなかった」と供述しています。
高速道路では、故障時でも、なるべく路肩などへの駐停車は避けて安全な場所まで惰力走行するように努めましょう。やむを得ず駐停車する場合は、できる限り左側に車両を寄せ、乗員は車の中に残ったり車の周囲にいないで、発炎筒などで後方に注意を促すとともに、迅速にガードレ-ルの外など安全な場所に退避することが重要です。
詳しくは朝礼話題「高速道路での路肩駐車は避けよう」、「高速道路でトラブルが発生したら」も参照してください。
(2010年8月26日更新)
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