◆信号無視でひき逃げ運転者に危険運転傷害判決
──横浜地裁
2010年1月の深夜、横浜市の国道1号交差点で赤信号を無視して進入し原付バイクをひき逃げして被害者に重傷を負わせた運転者(男・26歳)が危険運転傷害などの罪に問われた判決公判が、さる8月24日開かれ、横浜地裁は被告に懲役3年6か月の実刑判決を言い渡しました。
事故は酒気帯び運転で赤信号を無視して交差点に進入した乗用車と、青信号に従って進行してきた原付バイクが衝突、バイクは転倒し、運転していた39歳の男性が全治11か月の重傷を負い、後遺障害(高次脳機能障害)が残りました。
乗用車を運転していた被告は酒気帯び状態でひき逃げをして逮捕されましたが、故意に信号を無視した疑いから、検察は危険運転傷害と道路交通法違反(酒気帯び運転など)で起訴していました。
被告側は黄信号を主張、信号無視については否認していましたが、裁判官は目撃者3人の証言もあるとして被告の主張を退け、「赤信号の殊更無視」を認めました。
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