車を運転しているとき、直前の車だけを見て運転していませんか。
安全運転のためには、その前にいる車の動きにも注意を向けておく必要があります。
たとえば、前車がブレーキを踏んでストップランプが点灯すれば、自分もブレーキを踏んで減速します。そのとき、前車のブレーキランプが点灯したのに気づくのが遅れると、追突しそうになります。
これは、前車のみに注意を向け、前車の行動だけを見て反応しているからです。
自分が前車の動きに影響を受けるのと同様に、前車の動きはその前々車の動きに影響を受けるわけです。
前々車が減速してウィンカーを出したら、前車はブレーキを踏む可能性が高くなります。
つまり、前々車の動きがわかれば、前車の動きも予測でき、余裕を持って対処できるのです。
ですから、運転中は直前の車の動きだけでなく、前々車の動きにも注意しておくことが安全運転に結びつきます。
(2010.10.04更新)
「運行管理者のドライバー教育ツール」は、指導・監督の指針12項目にそった内容で編集されています。
点呼時や安全教育の機会をとらえて、簡単に12項目について指導できるようにイラスト中心とした内容になっています。
言葉だけでは伝わりにくい安全運転の知識や注意事項も、イラストがあればより具体的に危険ポイントをイメージすることができます。付属の教育記録簿を使用すれば、指導・監督の記録として保存できます。