踏切内で停止することがわかっているのに、わざわざ進入する人はいないと思います。万一踏切内で停車するようなことになると、最悪の場合列車に跳ねられるという不安にかられるからです。
ところが、車列がちょっとずつ進んでいたりすると、ちょっと待てば前車が動いて踏切を通過できるだろうと安易に考えたりして、強引に踏切に入ってしまうことがあります。
列車の通過本数が少ない場所では、こうした考えに陥りやすいのですが、これは非常に危険な考え方ですから絶対にやめることです。
自分の予想どおりに前車が動けば問題は起きないのですが、予想が外れた場合はいつ遮断機が降りてくるかとヒヤヒヤして焦ることになります。
踏切を通過するときには、「踏切の向こう側のスペースが車1台分空いてから進入する」、この大原則を守ってください。
(2010.10.06更新)
踏切事故によって鉄道をストップさせたり、田んぼに廃油を流出させるなど、社会に大きな損害を与える事故が発生することがあります。
小冊子「こんなに大きい!事故の社会的損害」は、わずかなミスや、低い安全意識による交通事故が、事故の当事者以外の人にも大きな損害を与え、取り返しの付かない事態に発展することを理解していただくことのできる教育教材です。