みなさんは、雨水が溜まった道路を高速で走行すると、タイヤが水の上を滑走してハンドルもブレーキも効かなくなるハイドロプレーニング現象が起きるということを知っていると思います。
しかし、実際にハイドロプレーニング現象を感じたことがある人は少ないのではないのでしょうか。
しかし、よく注意していると、水が溜まっている高速道路のワダチを走行するときなど、車の後部が少し横に滑るようになることがあります。
これは、タイヤが路面から離れて、ハイドロプレーニング現象が起こり始めている予兆なのです。このとき、慌ててハンドルを切ったりすると、水溜まりを抜けたあとに、路面にタイヤが接地して急にグリップ力を回復したときに、スピンすることもあります。
水溜まりを走行中に少しでも横滑りを感じたら、とにかくハンドルを真っ直ぐに握ってアクセルを戻してスピードを落とすことです。ハンドルを切ることは厳禁です。
(2010.10.07更新)