国土交通省の「事業用自動車安全通信」によると、最近6か月間で大型バス等の車両火災が10件以上発生していることがわかりました。
いずれの火災事例も、運転者の的確な措置で大事には至っていませんが、バス等大型車の車両火災は大事故に結びつく恐れがあります。11月の火災予防運動の機会などをとらえて、車両点検と防火対策、運転者指導に取り組みましょう。
車両の火災原因は現在調査中ですが、中には、排気管の熱がバスの荷物室に伝わりダンボールが燃えたと思われる事例もあり、車両の内燃機関や電機系統の点検・整備だけでなく、荷物室などの防火チェックも重要です。
また、初期消火のための消火器設備の点検、取扱い方法の確認、乗客の避難誘導訓練なども実施しましょう。
なお、「事業用自動車安全通信」については、国土交通省のWEBサイトを参照してください。
※最近発生した車両火災事故 ↓(クリックすると拡大します、元データは下に有)↓
■事業用自動車安全通信に掲載された2010年5月~11月の火災事故事例のファイルです。クリックするとダウンロードできます。
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