高速道路での安全な車間距離は、時速100キロでは約100m、時速80キロなら約80mの距離が必要と言われています(乾燥路面の場合)。
高速道路には、ところどころに標識標示で示した車間距離確認区間があり、前車との距離を知ることができます。しかし、この確認区間でなくても、簡単に距離を知る方法があることをご存知ですか?
それは、車線区分のライン(白線)の数で目安をつける方法です。走行車線や追越車線を区分する白線は一片の長さが8mあり、白線と白線の間の距離が12mあります。白線とその間の距離を合わせると20mになるのです。
つまり、80mの車間距離が必要ならば、これが4セット、100mの車間距離が必要なら5セットであれば、車間距離が確保されていることになります。車間距離確認区間がなくても、ときどき前車との間に白線が何本あるか数えて、車間距離を確認してみましょう。
なお、白線ライン以外で、道路側端に設置されているデリニエータ(視線誘導標)を利用して距離を測る方法もあります。デリニエータ間の距離は、直線部分で50m間隔に設置されていますので、前車が2本先の位置を走っていれば約100mの車間距離とわかります。
夜間は白線も見えにくいので、ライトに反射するデリニエータを車間距離を知る目安として活用しましょう。
(2010.11.05更新)
高速道路では、さまざまな『まさか』の事態が発生します。突然のパンク、逆走車やいないはずの歩行者との遭遇など、予想もしない事態が重大な事故を引き起こすことがあります。
シートベルト未装着やスマートフォンの使用による漫然運転が高速道路での惨事に結びつくことも少なくありません。
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