最近、中国地方の高速道路でシカやイノシシ等野生動物に絡む交通事故が多発していると、新聞報道がありました。深夜、乗用車がシカを避けようとハンドル操作を誤り、反対車線のコンクリート壁に衝突したり、動物と衝突して車体が大破したといったケースが発生しています。
こうした事故には地域的な傾向があり、また、シカやタヌキなどは秋以降は親離れをして単独行動をするので、動物が絡む事故は秋から冬にかけて多いと言われています。高速道路交通警察隊では、「前方を注意して、急ハンドルや急ブレーキを避けてほしい」と呼びかけています。
とくに山間部を走行する道路では野生動物が飛出す可能性が高いので、「動物注意」の標識に気を配りましょう。また、夜間の飛出し事故が多いのですが、上向きライトにすると遠くで動物の目が光って発見しやすくなりますので、対向車・前車に配慮しつつ、なるべく上向きライトを基本にして走行しましょう。
(2010.11.10更新)