◆オランダでアルコール・ロック装置を義務づけ

アルコールインターロック 義務化

◆来年5月より本格実施


 このほど、オランダの交通インフラ・環境大臣であるメラニー・シュルツ・ファンハーゲン氏(Melanie Schultz van Haegen)は、2011年5月から、飲酒運転で逮捕されたドライバーの一部に対してアルコール・インターロック装置の義務づけを実施すると発表しました。


 対象となるのは、血中アルコール濃度が1.3パーミル以上(呼気中濃度0.65mg/ml以上)の飲酒運転で検挙されたドライバー。これは、およそビール8杯~10杯を飲んだ量に相当します。


 アルコールインターロックとは、エンジンをスタートさせる前に、酒気検知器に息を吹き込み、アルコールが検知された場合は車のエンジンがかからないようにする装置で、アルコール依存症など飲酒運転常習者の再発防止を図るものです。

 

 オランダでは毎年、約200人の人が飲酒運転の犠牲で亡くなっていると言われ、ファンハーゲン大臣は、1年間に約4000人のドライバーがこの装置を装着することになると思うが、アルコール依存症の人の免許証を取り上げるよりも、事故抑止に効果が上がると期待できると述べています。装置の試験的な装着調査では、飲酒運転の再犯率は75%も減少しています。

 

 また、アルコール依存症のドライバーには、専門家による援助プログラムも用意されています。

 

 こうしたロック装置は、すでにアメリカ合衆国の47州、オーストラリア、フランス、スウェーデン、フィンランド等において何らかの形で導入され、一定の成果を挙げています。

 日本では、国土交通省が2007年以降、導入に向けて検討を始め、装置の技術指針案を策定し、内閣府がすすめる「常習飲酒運転者の飲酒運転行動抑止に関する調査研究会」も検討していますが、まだ報告を取りまとめている段階です。


 詳しくは、ダッチニュースのWEBサイトを参照してください。

過去の交通安全ニュース 事故防止
今日の安全スローガン
今日の朝礼話題

11月22日(金)

サイト内検索
運行管理者 安全運転管理者 出版物 教材

──新商品を中心に紹介しています



──ハラスメント、ビジネスマナー教育用DVDを好評発売中です

運行管理者 指導監督 12項目 トラック 貨物運送事業所
交通安全 事故防止に役立つリンク集
安全運転管理.COM 交通安全 事故防止 安全運転管理 運行管理 教育資料 ドライバー教育 運転管理

当WEBサイトのコンテンツの利用、転載、引用については「当サイトのご利用について」をご覧ください。

弊社WEBサイト、出版物においては「普通自転車」を「自転車」と表記しております。

詳しくはこちらをご参照ください。