右左折時などには、周囲に曲がる意思を伝えるウィンカーの合図が重要ですが、ときにはウィンカーが相手に誤解を与えることもあり、交差点付近では、とくに合図の出し方を慎重にしましょう。
交差点付近の合図でもっとも注意を要するのは、信号交差点の一つ手前の道路を左折するときです。左のウィンカーを見た後続車は、ほとんどが「この車は信号交差点を左折する」と判断して、交差点までは速度を落とさずに追従してきます。そのとき、合図を出した車が手前の道路に曲がるため急に減速したら、後続車はそれに対応できずに追突する危険があります。とくにウィンカーを直前で出したりすると、追突の危険が高くなります。
信号交差点の一つ手前の道路を左折するときは、早めにウィンカーを出して徐々に減速し、交差点よりも手前で曲がる意思をはっきりと示す必要があります。
また、交差点手前で車線変更をするつもりで出した合図が、右左折と誤解されることもあり、交差点に近ければ近いほど誤解を与えやすいことになります。
交差点付近で車線変更するのは危険ですから、誤解を受けないために交差点に近づく前に車線変更を済ませることが大切です。
(2010.11.19更新)