皆さん、行楽ドライブで絶対に守ってほしいのが、全席でのシートベルトとチャイルドシートの着用の徹底です。
先日、岡山県で発生した乗用車同士の出会い頭衝突で、チャイルドシートを着用していなかった5歳の女の子だけが亡くなり、後の乗員はすべて軽傷か無傷という痛ましい事故がありました。
20代の父親が運転する乗用車の後部座席には1歳の男児がいましたが、チャイルドシートを使用していて無傷でした。
もう一方の30代の母親が運転する軽乗用車の後席にいた5歳女児はチャイルドシートもシートベルトも使用せず、衝突の衝撃で車外に投げ出され死亡しました。
他には4人が軽傷を負っただけの事故で、正にシート着用が生死を分けたと言えます。
さる11月24日に発表されたJAF・警察庁のシートベルト着用調査によると、後部座席のベルト着用率は高速道路で63.7%、一般道路は33.1%で前年より0.4ポイント低下しました。
また、JAFのチャイルドシート着用率調査(2010年4月)では、1歳未満の使用率は80.9%と高いにも関わらず、5歳児では32.8%と後部座席シートベルトと同様の値です。大人がしなかったら子ども着用しないのは当たり前です。
身体も大きくなり自分の意志も強い4~5歳頃の幼児は、一番難しい年頃ですが、家族全員がベルトを着用するという姿勢を示すことで、大切な命を守りましょう。
(※シートベルト着用率調査は警察庁、またはJAFのWEBサイトを参照してください)
(2010.11.26更新)