◆トラック運送事業者の事業許可取消処分

トラック運送事業者の事業許可取消処分

 平成21年10月にトラック運送事業など事業用自動車の監査方針、行政処分の基準などが厳格化されて以降、運送事業者に対する行政処分が重くなったと言われていますが、去る11月9日、国土交通省が新たに一般貨物自動車運送事業の経営許可の取消処分を発表しました(処分発効は平成22年11月16日付)。


 同省の発表によると、酒気帯び運転による追突事故を端緒として、監査を実施したところ「許可の取消し処分」に該当する違反が数多く見つかったとしています。


 この処分によって、平成22年に入って経営許可の取消処分を受けた事業所はホームページのリストでは10事業者ですが、このなかで、事業の無届廃止が判明したなど実態がないため事業許可を取り消した例が4件あり、実質的に6事業者目となります。

 6社の処分については過労運転防止義務違反など、輸送の安全確保に関する問題点が目立っています。


 交通事故や悪質な違反などを端緒として監査が入り、日頃の運行管理者による指導・監督が不十分だったり、定期点検整備が規定通り実施されていない、連続運転時間の基準が守られていない等と解釈されて処分が下る例も多くあります。


 日頃から運転者への指導・監督に関する記録など「安全の証(あかし)」をきちんと積み上げることの重要性が指摘されています。


 なお、国土交通省のパブリックコメントによると、アルコール検知器の義務づけ等に伴い、今年末には、事業用自動車への監査・処分方針がさらに強化される模様です。


 最近の監査・処分の厳格化の経緯については、下表を参照してください。

監査・処分方針の強化の経緯
↑クリックすると拡大します

◆ドライバー教育に最適な「セルフチェックシリーズ」

 好評発売中!

 

 シンク出版では、「自らチェックし考える」ことのできるドライバー教育教材「セルフチェックシリーズ」を好評発売中です。

 

 本シリーズは、運転者教育に効果的であることはもちろんですが、教育後も運転者の行動目標を記録として残せるため、保存しておけば事業所の安全の証(あかし)となります。

【…詳しくは】

過去の交通安全ニュース 交通安全 事故防止
今日の安全スローガン
今日の朝礼話題

11月22日(金)

サイト内検索
運行管理者 安全運転管理者 出版物 教材

──新商品を中心に紹介しています



──ハラスメント、ビジネスマナー教育用DVDを好評発売中です

運行管理者 指導監督 12項目 トラック 貨物運送事業所
交通安全 事故防止に役立つリンク集
安全運転管理.COM 交通安全 事故防止 安全運転管理 運行管理 教育資料 ドライバー教育 運転管理

当WEBサイトのコンテンツの利用、転載、引用については「当サイトのご利用について」をご覧ください。

弊社WEBサイト、出版物においては「普通自転車」を「自転車」と表記しております。

詳しくはこちらをご参照ください。