──国道の側道と県道の交差点
三重県亀山市で、11月28日午前7時45分頃、30トンの大型トレーラと工場出勤用の送迎マイクロバス(26人乗車)が出会い頭に衝突し、フィリピン人の派遣社員6人(いずれも20代~30代)が死亡、10人が重傷を負う大事故が発生しました。
事故の原因は、トレーラの運転者が「休憩場所を探そう」としていて周囲に気を取られたため、側道にあった一時停止標示を見落とした「うっかり」ミスと考えられています。
交差点は側道からの見通しが悪いこともあり、出会い頭衝突事故が起こりやすい場所で、平成20年10月にも死亡事故が発生、今年に入り9件の人身事故が起きている事故多発交差点でした。
誰でも、こうした交差点を初めて通ることがありますので、見通しの悪い場所では標識や標示に気を配る必要があります。しかし、長時間運転をしたドライバー等の「早く休憩したい」といった気持ちがはやると、前方への注意がおろそかになることがあります。
少しの不注意によるうっかりミスから、6人もの若い命が奪われたことを大きな教訓として、わき見・漫然運転の恐ろしさ、安全確認の重要性を再度指導していきたいものです。