交通事故の原因を調べると、安全不確認や脇見運転、漫然運転といったヒューマンエラーが原因になっているケースが多くみうけられます。
ベテラン運転者と呼ばれる人たちほど、こうした傾向が強いと言われています。
運転歴が長くなると、運転に「余裕」が出てくるため、運転者に「慣れ」が生じます。そうなると、つい「よそ見」をしたり、運転以外のことを考えてしまうために、つまらない事故を起こしてしまうのです。
この種の事故を防ぐためには、ボンヤリしている自分に気づくことです。
たとえば、いつも通っている道路を運転しているとき、「漫然と運転していて、安全確認がおざなりになっていないか」などと、絶えず意識して自分を見詰め直すことです。
そして、漫然と運転していることに気づいたら、「信号青 よし!」と声を出して確認するなど、気持ちを引き締め直して運転するようにしてください。
(2010.12.21更新)
本作品は、普段から安全運転を心がけているという3人のドライバーの運転を、5台のカメラを使って撮影し、運転指導のプロが映像を分析しています。
その分析から、「自分の運転は大丈夫だ。事故を起こすはずはない」と考えている自分の意識と実際の運転のギャップや、安全確認のポイント、運転の疲れ対策などを紹介し、「しているつもり」の安全運転に警鐘を鳴らします。