今年は、昨夏の猛暑の影響で花粉の飛散量が多くなると専門家が警告を出しているのをご存知ですか?
2010年夏の気温が全国的に高く、日照時間も長かったため、2011年のスギ・ヒノキの花粉飛散量は、前年の約5~10倍の飛散量が見込まれています。
毎年、花粉症に苦しんでいる人は、すでに準備をされているでしょうが、今まで症状が出なかった人も、今年は花粉飛散量が多いので、新たに発症する可能性があり、普段からアレルギー症状のある人は花粉症が重症化する危険があります。
症状が悪化する前に専門医を受診して、抗アレルギー治療薬を飲み始めると、症状を軽くすることができると言われています。
また、花粉のよく飛ぶ日に外出する場合は、マスクや眼鏡で目や鼻の粘膜を花粉から防御し、ウガイ・洗眼などを行うと効果があります。花粉の飛散情報は、テレビや新聞のニュースだけでなく、インターネットのWEBサイトも充実してきましたので、ぜひ、早目に確認を初めて自己防衛しましょう。
また、症状の重いときは寝不足などで8割の人が集中力が落ち、3割の人が昼間に眠気を感じるという調査があり、運転にも集中できないので危険です。花粉症の治療薬で抗ヒスタミン剤が入っている場合は、さらに薬により眠気を催す場合もあるので、十分に注意しましょう。
※花粉情報を提供しているWEBサイト
…民間気象予測情報の草分け。毎日、予報センターの花粉担当が詳しく解説
…医薬品大手メルクの日本法人MSDが運営
…地域別のクチコミ花粉情報もあり
…平成23年の花粉飛散状況の観測は、1月31日から開始──北海道・東北地域は2月中旬以降