交通事故のなかで最も多いのが追突事故です。
追突事故が起こるのはスピードの出しすぎや車間距離が短いことが主な原因と考えている人もいるでしょうが、もっとも多い原因は、実はドライバーのわき見や漫然運転によるということをご存知ですか。
追突事故の多いトラックの例でみるとよくわかりますが、国土交通省による事業用トラック追突事故の分析(平成21年度版)では、事故原因の約56%が「わき見運転」「漫然運転」で占められています。
さらに「前車の動きをよく確認していなかった」=「動静不注視」の26%を含めると、8割以上の追突事故が、運転に集中していれば防ぐことができた「うっかり事故」です。
前車との車間距離を取ることは重要ですが、携帯電話の液晶を見ていたり、地図・伝票などを眺めていると、あっという間に車間距離は無くなります。運転中に、前方から目を離さないことが追突事故防止の鉄則です。
(2011.02.04更新)
追突事故原因の多くは、わき見や漫然運転など運転者のミスによっており、事故防止対策には運転者の追突原因に対する「気づき」が重要です。
教育用小冊子「自分で気づこう!!追突事故の危険」は、7つの事故事例をもとに自身自身の運転をチェックして、どんな追突事故を起こす危険があるかを自覚することができます。
「わき見」「思い込み」「漫然運転」による追突事故防止に効果的な教育教材です。