最近、高齢者などに人気が高い電動車いすですが、この電動車いすが巻き込まれる交通事故が急増しています。
事故のパターンをみると、車が交差点を右左折する際に、右左折先の横断歩道を渡ってきた「電動車いす」と衝突するケースや、直線道路の車道を進行していた「電動車いす」に、後方からきた車が追突するケースなどです。
「電動車いす」は、車高が低いので樹木や車などの死角に入りやすく、乗っている人の視線も下に向きがちになるので、周囲が見えていないことがあります。
また、「電動車いす」は急にスピードを上げられませんので、危険を察知しても、すぐにその場から避難することが難しい面があります。
車を運転する人は、「電動車いす」は死角に入りやすいことや、スピードも遅く、機敏な行動がとれないということを頭に入れ、「電動車いす」を見かけたら、思いやりを持った運転を心がけてください。