65歳以上の高齢者の死者が初めて半数を超える
──負傷者数も16年ぶりに90万人を下回る
平成22年中の交通事故死者数は、4,863人で、57年ぶりに4千人台となった昨年をさらに下回り、10年連続で減少しました。
◆死者数 | 4,863人 | ―51人(―1.0%) |
◆発生件数 | 725,773件 | -11,701件(-1.6%) |
◆負傷者数 | 896,208人 | -14,900人(-1.6%) |
一番死者数が多かった昭和45年の16,765人と比べて、3割以下の水準にまで下がっています。
また、発生件数は72万5,773件、負傷者数は89万6,208人で、ともに6年連続して減少し、負傷者数は平成6年以来16年振りに90万人を下回りました。
都道府県別にみますと、一番死者数が多かったのは北海道と東京都の215人で、続いて茨城県の205人、大阪府の201人でした。一番少なかったのは島根県の31人でした。
年齢層別の死者数では、65歳以上の高齢者の占める割合が初めて5割を超えています(構成率50.4%)。次いで50歳代(同10.1%)、若者(16~24歳)(同9.6%)の順に多くなっています。
ただし、前年と比較すると、若者、50歳代、高齢者の年齢層では死者数が減少しており、その中では、若者(前年比-50人、-9.6%)と50歳代(同-34人、-6.5%)の減少幅が目立っています。