埼玉支店の安全大会(2月27日)でも、同じ議事進行で行われ、千原社長の開会あいさつの後、安全推進部の上野課長による全社の事故実態報告、田島部長による支店の安全報告が行れました。
その後、千原社長から無事故達成会社23社、汚破損「ゼロ」達成会社13社に対して、感謝状が贈られました。
また、2010年度の13名の優良ドライバーに対して、物流安全品質研究会(埼玉支店)の大久保会長(梅田運輸倉庫㈱)から表彰状が送られ、優良ドライバーを代表して宮沢幸夫さん(㈲豊栄流通サービス)が決意表明を行いました。
その後、安全推進部の町田部長から2011年度の全社方針について説明があり、全社方針に基づく埼玉支店方針と輸送部門の方針について、猪田支店長、山口輸送部長が説明を行いました。
両支店の取材を通じて感じたことは、サントリーロジスティクス㈱の自社の安全だけでなく、協力会社を含めた安全対策を徹底し、業界全体のレベルアップを図ろうとする姿勢であった。
その典型的な例がGマーク(安全性優良事業所)の取得である。協力会社にGマークの取得を推奨し、取得に向けて同社のスタッフが全面的にバックアップしているのである。
大会で発表されたデータによると、2010年のGマークの取得率は、国全体が18%であるのに対して、同社の協力会社の取得率は実に78%にものぼっている。これは驚くべき数字である。
また、配送センターなどの配送拠点を巡回指導し、サントリーロジスティクス㈱の安全作業ルールが乗務員まで徹底されているかを確認することが、今年も引き続き重点目標になっている。
安全目標を掲げることは簡単だが、問題はそれを達成するために、どのような方法で実行するかである。
同社では、協力会社に対してこうしたきめ細かな対応をすることにより、業界全体の安全レベルを向上させ、安全目標を達成しようとしているのである。