カーブミラーが設置されていると、接近してくる車がわかるなど、一見便利そうに見えますが、カーブミラーにも落とし穴があり、全面的に信用するのは危険です。
その典型的なものが、ミラーでは正確な位置がわからないということです。
そのため、交差道路の車の正確な位置が把握しづらく、遠くにいると思っていた車が意外と近くにいたりして、それらが原因で事故になる場合があるのです。
次に、気をつけなければならないのは、凸面のミラーに映る像は、左右逆転して遠くに見えるということです。そのため、右折・左折の合図を逆に捉えてしまうことがあり、向こう側に曲がると思っていた車がこちらに来てびっくりすることがあります。
カーブミラーがある場所では、ミラーだけに頼らないで、自分の目で安全を確認する習慣をつけましょう。
(シンク出版株式会社 2011.3.11更新)
小冊子「錯視・錯覚に注意して事故を防ごう」は、下り坂が上り坂に見えるなど、運転中におこる錯視・錯覚を具体的に紹介した、事故防止教育教材です。
5つの問題に回答を記入したのち、解説を読んでいただくと、「運転中の錯視・錯覚」について簡単に理解していただくことができます。
巻末には、「錯視・錯覚」をどれだけ意識して運転しているかを確認できるチェックリストを設けています。