昔は、「子どもは動く赤信号」と言葉があり、交通の場面では子どもが危険な存在でした。
しかし、最近では危険な存在と言えば、高齢者の行動を言うようになってきました。それほど高齢者の事故が多く、事故の対象として危険な存在になってきているということですね。
高齢歩行者の事故をみると、比較的道幅の広い幹線道路を横断中に事故にあっています。
横断の形態としては、「横断歩道外横断」が多く、「横断歩道横断中」の事故も少なからず起きています。
事故要因としてはいろいろ考えられますが、いちばんの問題点は、高齢者にとって左右両方向からくる車に注意しながら道路を横断することは意外に難しいということです。そのため、安全確認が十分できていないまま横断してくることがあるのです。
私たち運転者としては、横断歩道やその付近では、高齢歩行者が突然横断してくることを予測しておかなければならないということです。