現在、東日本大震災により避難生活を余儀なくされている方がたくさんいらしゃいます。被災された方々には心からお見舞い申し上げます。
こうした避難生活のなかで話題になっているのが、エコノミークラス症候群です。
2004年に起きた新潟県中越地震で車内で避難生活をしていた人が相次いで死亡したことにより、一躍注目を集めました。
エコノミークラス症候群とは、長い時間狭い座席で同じような姿勢を取り続けると、ふくらはぎの静脈に血の塊ができて、立ち上がったときなどにそれが血管を流れて肺動脈に入り呼吸困難を起こします。
皆さんも、長時間運転したり、車内で寝たりする場合には、十分に注意するようにしてください。
予防としては、水分補給を十分に行うことと身体を動かすこと、とくに足の運動は重要です。
①足を上下につま先立ちする
②つま先を引き上げる
③ひざを両手で抱え足の力を抜いて足首を回す
などの運動を行ってください。