平成23年3月末の交通事故発生状況──全国
項目 | 人数・件数 |
対前年比 |
死者数 |
1,066人 |
―29人(―2.6%) |
発生件数 |
165,689件 | -7,365件(-4.3%) |
負傷者数 |
203,313人 |
-9,620人(-4.5%) |
(※ 発生件数・負傷者数は概数)
2~3月と死亡事故が増加
●3月末現在の全国の交通事故死者数は1066人で、前年より29人減少していますが、3月中だけでみると、前年より17人(4.7%)増加しています。
今年に入って死者数が減少したのは、1月の57人減のみで、その後2月から死亡事故の増加傾向が続いています。
高齢者の死者が51%を超える
●年齢層別にみると、65歳以上の死者数が548人で構成率は51.4%を占め、次いで50~59歳の117人(11.0%)、60~64歳の100人(9.4%)の順となっています。
●状態別では、歩行中の死者数が432人でトップ(40.5%)を占め、次いで自動車乗車中333人、自転車乗用中137人の順となっています。
歩行中死者の7割弱が高齢者
●とくに65歳以上の高齢者の死者数が多い状態別は「歩行中」で、432人中301人が高齢歩行者の被害であり構成率は69.7%を占めている。
飲酒運転の死亡事故が増加
●飲酒ありの死亡事故件数は、前年同期に比べ9件増加(18.4%)している。内訳をみると、酒酔い運転による死亡事故が5件増、酒気帯び(0.25以上)が4件増のほか、基準値以下(0.15未満)が7件増などが目立っている(酒気帯び(0.25未満)4件減)。
地方では 死者の大半 が高齢者
●都道府県別にみた高齢者死者数の割合では、島根県100%、高知県75.0%、福島県73.3%、長崎県72.7%、新潟県・栃木県70.4%などが目立っています。高齢者死者割合が60%以上を超えた都道府県が17県あります。
●都道府県別の発生状況については、下表を参照。データが必要な方は下記のエクセルファイルをダウンロードしてください。
(元データについては、警察庁のWEBサイトを参照)
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