さる5月12日、大阪市の国道25号線でタンクローリーが左側の歩道に乗り上げ、通行人が2名死亡する事故が起こりました。
この事故の発端となったのは、右から横断してきた自転車でした。
まず、片側2車線の右側車線を走行していた乗用車が、右から来た自転車を避けようと左車線に入って来たため、左車線にいたタンクローリーは乗用車を避けようとして左の歩道に乗り上げたものです。
大阪府警では、乗用車、タンクローリーの運転者とともに、事故を誘発した自転車の男性も「重過失致死」の疑いで逮捕しました。
最近、省エネやエコブームなどで自転車を乗る人が増えていますが、それに伴ってマナーを守らない自転車やルールを無視した自転車が起こす事故が問題になっています。
今回の事故は、自転車の危険な行動で事故を起こすケースだけでなく、事故の誘因を作っただけでも逮捕されるケースがあることを示しています。
自転車に乗る場合には、油断しないで交通ルールを守って走るようにしてください。
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