写真は先日ある幹線道路を走行しているときのものです。
ゴミ袋を満載したトラックの後ろを、二人乗りのバイクが追走しています。いうまでもなく、落下物の可能性のある車の後ろを走行することは、落下物による負傷や、車体の転倒を引き起こすことなどから絶対に避けなければなりません。
おそらくバイクの運転手は「ゴミ袋が落ちてくることはないだろう」と考えているか、何も考えていないかのどちらかでしょう。
ましてや二人乗りの二輪車です。後部座席の人間を守る意識など全くないと言わざるを得ず、このような人は二輪車に乗る資格がありません。
皆さんは主に四輪車を運転していますので、落下物によって命を落とすことはないと考えているかもしれませんが、重量物ではそうもいきません。また、落下物を避けようとして急ハンドルをきったことが原因で横転したり、他車と衝突するといった事故を引き起こすことにもなります。
「あの車は何か落としそうだな」と感じたら、とにかく離れるようにしてください。
高速道路では、路上の落下物による思わぬ重大事故が後を絶ちません。
本作品では、高速道路で発生したある死亡事故を図解や実験映像で検証しながら、高速道路での落下物事故防止を強く訴えます。
周りの人々の安全はもちろん、自らの命や財産を守るためにも、こうした予期しない事態に対処する方法を知っておく必要があります。