お酒を飲まれる方にとっては、ビールの美味しい季節になりましたね。夏の暑い日、仕事を終えた後の一杯は格別なものです。
しかし、美味しいお酒も付き合いを間違えると、取り返しのつかないことになります。とくに陥りやすいのが、前日飲んだお酒が翌朝も残る酒気残りによる飲酒運転です。
そこで知っておきたいのが、自分のアルコール分解時間です。もちろん個人差はあるのですが、一般的にはアルコール1単位(純アルコール20g)が抜けるおよその目安は4時間と言われています。
アルコール1単位の目安の酒量は、ビール500ml、日本酒1合(180ml)、ワイン2杯(200ml)などです。
例えば、ビール500mlと日本酒1合を飲んだ場合は2単位になりますから、アルコールが抜けるおよその目安は8時間となります。ですから、飲み終えて8時間以内に運転を始めると飲酒運転になってしまうことになります。3単位ならば12時間です!
もちろん本人の体質や体調によってもアルコールの分解時間は変化しますが、およその目安としてアルコールの分解時間を理解して、飲酒運転に陥らないようにしてください。
(2011年7月28日更新)
いわゆる二日酔いのとき、あるいは少し仮眠したとき「大丈夫」と思って車を運転し、飲酒運転に陥って検挙される事例が後を絶ちません。
小冊子「『酒気残り』による飲酒運転を防ごう」は、川崎医療福祉大学の金光義弘特任教授の監修のもと、酒気残りのアルコールが身体に与える影響や、本人の 自覚と実際のアルコール含有量のギャップなどを紹介しており、「酒気残り」による飲酒運転の危険をわかりやすく理解することができます。