交通事故はスピードが出ているときが危ないと思っていませんか?
確かに、スピードを出し過ぎていると、衝突したときの衝撃も大きく乗員や歩行者の受けるダメージは大きいのですが、実際の死亡事故の多くは時速50キロ以下で起こっていることはご存知ですか?
今年上半期の交通事故統計が、警察庁のホームページに掲載されたので見てみると、時速30キロ以下で発生する死亡事故が全体の24.6%で第3位、2位が時速50キロ超~80キロ以下の28.4%、トップは時速30キロ超~50キロ以下の38.9%で、時速50キロ以下が6割を超えていました。
死亡事故でもこの程度ですから、人身事故全体では、もっと事故時のスピードは低くなり、時速30キロ以下が75%を超えてしまいます。
たとえ低速度でも、わき見して進行方向を見ていなかったり、安全確認が甘いと、衝突するとき回避操作をまったくできないことも多いのです。
夏休みやこれからの秋の行楽などで道路が混雑して、まだまだ渋滞なども多発しますので、イライラしがちですが、わき見や焦りは事故の元になります。
混雑して、全体の流れが遅くなった時ほど、うっかり事故を防ぐために、集中力を高めて運転しましょう。
(2011.8.19更新)
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