公益社団法人・日本バス協会はさる8月22日、「貸切バス事業者安全性評価認定制度」に基づいて、安全確保への取り組み状況が優良な貸切バス事業者21社を初めて認定しました。
この制度は、貸切バスの利用者や旅行会社等がより安全性の高いバス事業者を選びやすくするとともに、貸切バス事業者の安全意識の向上を促進することが狙いとして平成23年度よりスタートしたものです。
申請事業者に対しては、日本バス協会が書面調査及び訪問調査を行い、
(1)安全性に対する取り組み状況(配点60点)
(2)事故及び行政処分の状況(同20点)
(3)運輸安全マネジメントの取り組み状況(同20点)
の3つの要素について、同協会内に設置された安全性評価認定委員会が評価を行い、100点満点中で60点を超えた事業者を認定しました。
初年度の平成23年度は6月30日の申請期限までに236事業者から申請があり、第1回目として21事業者を認定しました。現在も審査は進行中で、審査の進捗状況に合わせて順次認定が行われる予定です。
認定を受けた貸切バス事業者に対しては、車両貼付用の「SAFETY BUS」シンボルマークのステッカーが交付されます(左上)。バスの車体にマークを貼るほか、従業員の名刺にシンボルマークを印刷することなどで安全性の高い認定事業者であることをPRすることができます。
※詳細については日本バス協会のホームページを参照してください。
※平成23年度の第1回認定を受けたのは、次の21事業者
北海道中央バス(株)、札幌第一観光バス(株)、空知中央バス(株)、ニセコバス(株)、宮城交通(株)、松山観光バス(株)、関鉄観光バス(株)、永井運輸(株)、イーグルバス(株)、(株)はとバス、神奈中観光(株)、東洋観光(株)、泉観光バス(株)、長野交通(株)、富士急静岡バス(株)、(株)アクト、千里山バス(株)、播州交通(株)、(有)スサノオ観光、広交観光(株)、伊予鉄道(株)