道路工事現場などに、必ず交通警備員が配置されています。こういう人たちがいることで、交通の安全と円滑な流れが確保されているのですが、ときに危険な行動に出ることがありますので注意が必要です。
たとえば、大型店舗の駐車場に出入りする車や歩行者の安全を誘導していた警備員が、安全誘導のために急に車道に飛び出してきて衝突するという事故も起こっています。
こうした事故でも、運転者の責任は厳しく問われます。道路工事現場や車の出入りが多い駐車場では、スピードを落とすとともに交通警備員の動きに注意しましょう。
もう一つ注意しなければならないことは、交通警備員の指示に従うことは大事ですが、それが絶対正しいと思わないことです。
というのは、相手の車を止めて、こちらの車を先に行かせようとしていても、相手がその指示を理解して止まってくれるかどうかが、わからない場合があるからです。万一、相手車両が交通警備員の指示を間違って解釈していたりすると、止まらない場合のあり事故の可能性が大きくなります。
道路工事現場などを走行するときには、交通警備員の動きに注意するとともに、すべての車や歩行者、自転車などが指示通りに動いているかを確かめてから行動するようにしましょう。
(2011.8.26更新)
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