最近、バックアイカメラ(バックモニター)がついている車が増えました。
後方の死角が大きいパネルバントラックなどにも装備されています。カーナビ画面や専用モニターに車の後方状況が映しだされるので便利なものですが、バックアイカメラのついた車でも、バック時に事故を起こすドライバーがいます。
これはどうしてでしょうか?
一つの原因は、ドライバーがせっかちで、バックギアに入れたらすぐ、カメラのモニターを見る前にバックし始めているからです。モニターを見て障害物等に気づいたときには、すでに当たっているわけです。
もう一つの事故タイプは、車の周りを広く見ていないので、バックアイカメラの視界の外から車の後方にやってくる自転車などを見落としてしまうケースです。カメラの映しだす視界は車両後方の狭い範囲なので、横からやってくる自転車などには直前まで気づかないことが多いのです。
せっかくカメラがついているのですから、上手に活用すべきですが、カメラが映しだす視界は十分な情報とは言えないので、過信せずに首を巡らせて幅広い範囲の安全確認をしながら、ゆっくりとバックする習慣をつけましょう。
(2011.8.30更新)
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