最近、進路変更をするときウインカー(方向指示器)を出さない車が増えたような気がします。とくに何車線もある道路で、スルスルと忍者のように忍び寄ってきて、合図も何もなしにサッと前に入る車がいます。
また、車線の真ん中ではなく、少しこちらの車線寄りを走っているので、「進路変更したいのかな?」と思って見ていると、案の定、ウインカー無しでズルズルと進路変更してくる車がいます。
運転は自分一人でしているのではなく、道路にいる他の車と共同でしているという意識を持たないから、合図を出さずに平気で進路変更をしてしまうのでしょう。さほど危険な速度が出ている訳ではないので、本人には別に悪気はなさそうです。でも、こんな運転をしている人は、いずれ事故を起こすか、追突事故などを起こされることになります。
たとえば、周りのドライバーが何らかの理由で余裕がなくて、合図のない車の進路変更に気づかない場合がありますし、ウインカーを出さずに進路変更をしようとすると、自分自身で安全確認をするタイミングがなくなり、進路変更先の車と衝突する危険性が大幅に高まります。
どんな進路変更でも必ずウインカーを出し、周りや後方の車にしっかりと意思表示するとともに、進路変更先の状況を十分に確認する習慣をつけてください。
(2011.8.31更新)
貨物自動車向けテキスト「運行管理者のためのドライバー教育ツール」は、指導・監督の指針12項目にそった内容で編集されています。
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