どんな人でも、車を運転しているときは、運転する前と比べると血圧は上昇します。
トンネルに入ったり、高速道路に入っただけでも血圧は上がりますし、道に迷ったり疲れているのを無理に運転したときなどにも、血圧が上がります。
さらに、子どもが脇道から飛び出してきたりして、ヒヤッとしたりハッとする場面に出くわすと、心臓がドキドキしてもっと血圧が上がります。こういうときの血圧の上がり方は、高血圧の人は普通の人よりもずっと強いのです。
このことから、高血圧症の人が乱暴な運転をすると、血圧値が急上昇して、運転中に脳卒中や狭心症などが発症する危険性が考えられています。
ですから、高血圧ぎみの人は、日頃からゆとりを持った運転を心がけるようにしましょう。また、体調に異変を感じたら無理をしないで運転を中止するか、交替運転者がいるときには運転を替ってもらいましょう。
(2011年9月26日更新)
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