高速道路のトンネル内を走行するときに、注意することは多くありますが、今日はスピード差についてお話します。
皆さんのなかで、トンネル内で前車にアッという間に追いついてブレーキを踏んだという経験を持っておられる人はおられますか。逆に、後ろから車が迫ってきて怖い思いをしたという人もおられるかも知れません。
高速道路走行に慣れていない人は、昼間明るい所から暗いトンネル内に入ると、視界が急に悪くなりますので、心理的に不安になります。加えて、路肩がほとんどなく側壁の圧迫感が強くなるために、ますます不安になり知らず知らずのうちにスピードを落としてしまうのです。
ところが、毎日高速道路を走行するような運転経験の豊富な人は、暗いトンネル走行にも慣れていてあまりスピードを落としません。そういう車は遅い車が前にいるとすぐに追いついてしまい、真後ろにピタッと付くように走行することがあります。
このように、高速道路のトンネル内はスピードの違う車が入り混じって走っていることがあり、危険な状況を生むことになります。
トンネル内では、スピード差を頭に入れ、車間距離をとって走行するようにしてください。
(2011.10.07更新)
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